※『新型コロナ関連』のバックナンバーは以下
→3月4日「新型コロナに関する声を聞かせて下さい!」
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3月9日から11日にかけて、産業委員会が開かれました。
特に、11日に関しては「新型コロナウイルス感染症対策」のみを扱う集中審査とし、我が会派からは、
・制度融資を活用した支援策の拡充について
・経営等の相談体制について
・茶業等への支援について
などの質問がされましたが、私からも、
1.経済対策の体制整備について
2.調達先のマッチングについて
3.公有施設での催事自粛に伴うキャンセル料の扱いについて
を取り上げて議論いたしました。
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指摘したポイントは以下の通り。
1.経済対策の体制整備について
3月6日に「新型コロナウイルス感染症に係る経済対策会議」が設置されましたが、県庁内の組織としては、経済産業部門と観光交流部門がメンバーとなっていました。
今回の様子を見ていると、例えば、建設部門、医療部門、教育部門をはじめ、文化芸術、スポーツなどの部門も経済には大きく関わってくると思われます。
そこで、風通しを良くし、また市町や民間からの声を吸い上げられるような体制整備を行ってほしいと要望しました。
2.調達先のマッチングについて
県では過日、中国と取引のある県内企業からアンケート調査を行っています。
これは、新型コロナの影響によって、「どれだけの経済的ダメージが生じているのか」、また「今後に期待する施策は何か」等を集約するためのものです。
するとその中に、「調達先のマッチング」を希望する声もあったとのことです。
中国との貿易が止まってしまったただと思われますが、これはある意味、この機会に県内の経済循環を高める良いチャンスとも捉えられます。
身動きがとりづらい今だからこそ、足元の企業や技術を見直す時間をつくり、新たなパートナーをマッチングさせる。
そんな後押しを、県としても進めるように提案しました。
3.公有施設での催事自粛に伴うキャンセル料の扱いについて
2月下旬に政府が出した催事等の自粛要請を受けて、県内でも多くのイベントが中止になりました。
ところが、公有施設のキャンセルについても、キャンセル料を払うことを求められたケースがあり、私のところにも相談があったのです。
これは、いただけません。。。冷たい対応です。
また、財政的に余裕のある主催者であれば良いですが、そうでない場合、キャンセル料を払うのが難しく、そのまま強行開催をしてしまう可能性もあります。
イコール、ウイルス蔓延を助長してしまうことに繋がってしまうのです。
県にそのことを申し上げると、
・県有施設については、該当期間中のキャンセルについてはお支払い頂かないことにする。
・すでに頂いた場合には、お返しする。
・市町の施設についても、同様の対応をとるように促す。
・指定管理施設についても、趣旨を理解いただくように促す。
との回答を得ることができ、一安心したところです。
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質問の枠は20分しかありませんでしたが、このように中身の濃い議論ができたと思います。
しかし、経済の悪化はこれから本格化してくるでしょう。
今後も、タイムリーな施策を打てるよう、さらにアンテナを高くして活動を進めてまいります!!