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野球場構想「総点検」の答えは!?
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・篠原地区野球場構想の経緯1
・篠原地区野球場構想の経緯2
・篠原地区野球場、民意は大型スタジアムにあり!
・篠原地区野球場のイメージが示されました!
どうなる?コロナ禍での篠原地区野球場。
なかなか大変なことになりました。。。
前回3月の記事で紹介した「遠州灘海浜公園(篠原地区)の配置計画に関する比較検討プラン」。
この時には「6月定例会時には、事業費や経済波及効果などの数字も明らかにし、これらのプランを更に絞り込んでいく」といった説明をしましたが・・・
新型コロナが予定を狂わせてしまいました。
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静岡県では、コロナ禍を受けて逼迫する財政状況を考慮し、聖域なく全ての事業を見直していくことを表明。
その中で、この野球場構想のような大型事業については、大きな注目を浴びることになってしまったのです。
=事業を総点検した上で、基本計画の策定に向けて再スタートする。
=事業スケジュールが遅れる可能性も。
確かに、仕方ないところはあります。
医療体制の強化や疲弊する中小企業等を救わなければならない今、巨額な投資を必要とする事業を何の配慮もなしに進めるわけにはいきません。
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ただし!!
あくまでも、「総点検」です。
事業を中止するとか、規模を縮小するとか、そういう話ではありません。
ここ数日の新聞報道等を見ると、そういったミスリードが感じられますが、野球場構想は何ら変わることはなく、ただ、コロナで必要な見直しをした上で、粛々と前に進めていくということなのです。
希望の火は、全く消えていないのです!
そして、建設委員会でも発言しましたが、大事なのはこのアイドリング期間で、いかに有益な議論や準備を行うことができるかという点です。
・官民連携のあり方
・浜松市や関係団体との情報交換
・交通輸送のあり方
などなど
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私はここ最近、野球場に関わる様々な方々のお話を聞いて回りましたが、皆さんの思いは、コロナ禍を受けても全く変わっていません!
とても心強いことです。
であるならば、県政を預かっている私たちが、智恵を絞り、しっかりと良い答えを出さなければならないと思います。
まずは9月定例会に向けて、頑張ります!
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「野球場構想は、こういうことだったのか!?」
分かりやすい解説は、下のバックナンバーからご覧ください。
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・篠原地区野球場構想の経緯1
・篠原地区野球場構想の経緯2
・篠原地区野球場、民意は大型スタジアムにあり!
・篠原地区野球場のイメージが示されました!
篠原地区野球場、民意は大型スタジアムにあり!
もはやライフワークとなっている、遠州灘海浜公園(篠原地区)野球場構想実現への取り組みが、また今回、一歩進むことになりました!
その前に、これまでの経緯を知りたい方はコチラをチェック↓
・篠原地区野球場構想の経緯1
・篠原地区野球場構想の経緯2
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さてまずは、県民意見の聴取がどうなったか!?です。
これは、県の公園緑地課が発行している「遠州灘海浜公園(篠原地区)だより〜Sparkh★News」が分かりやすくまとめてあるのでご紹介。
→「Spark★News(第5号)」
簡単に整理すると、
◯サンプル数としては・・・
・県民約3100人
・スポーツ関係24団体
・野球、ソフトボール353チーム
と、十分な数字を得ています。
◯寄せられた意見を要約して3つ挙げるならば・・・
・県民の7割がプロ野球を観戦できる大型スタジアムを希望
・その他の施設としては、サッカー場、アスレチック、クライミング、デイキャンプなどを多岐にわたって希望
・野球関係団体からも、少年野球からプロ野球まで幅広い活用を希望する声が多数
と、せっかく作るなら、大きなスタジアムと老若男女が憩える空間にしてほしいといったところでしょうか。
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ただ同時期に、静岡県野球協議会から、上記とは異なる趣旨の要望書が県知事宛に持ち込まれました。
それは、1万人程度の中規模の野球場と、補助球場を複数面整備してほしいという内容です。
確かに、私も野球少年でしたし、今は子どものコーチもしているので、野球場の数を多く求めるのは理解できます。
しかし、静岡県野球協議会は、
・静岡県野球連盟
・静岡県高等学校野球連盟
・静岡県中学校体育連盟
・日本少年野球連盟
などの団体から構成されている組織であって、さらにその傘下のチームも含めて、上記のアンケート等を行った結果が「大型スタジアムを望む」だったわけなんです。
つまり、要望書は要望書ですが、
それは決して協議会の総意ではなく、色んな考えが内在しているということ。
県としても、あくまでも一つのご意見だと捉えるのが適切ではないでしょうか。
私としては、大型スタジアムを中心とした公園を望む多くの声を実現していくために、考えうる様々な課題と向き合っていく作業に早急に取り掛かるべきだと考えます。
※それは例えば、交通アクセスや運営主体など。
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さあ、そんなわけで、パーツが揃ってきました!
次は、いよいよ比較検討プランの提示を待つ段階に入ります。
予定では、2月定例会で公表されるとのこと。
こちらは、中身が分かり次第、お伝えしていきます!
0926一般質問より「篠原地区野球場の進捗状況と今後の展望」本編
ようやく時計の針が戻り始めた矢先、さらなる追い風が吹きます。
平成30年8月28日、浜松市議会議長が川勝知事を訪れ、野球場建設の早期建設を求める要望書を提出されたのです!
これまで2年半にもわたってブレーキをかけてきた市議会(といっても反対していたのは一部の議員)から、正式に要望書を出されたことで、事態は振り出しに戻ることに成功。
つまりは、市に投げていたボールが今一度、県に返ってきたということになります。
奇しくも、この年の5月から、本問題を扱う建設委員会の委員長を務めていたのが・・・私。
「大きな変化が起こる!」
そういう流れを肌で感じていました。
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そして迎えた12月定例会。
ついに・・・
遠州灘海浜公園(篠原地区)の基本計画策定予算8000万円が、県議会の賛成多数で可決!!
これで、基本構想から基本計画へとフェーズが移っていくことになります。
時間はかかりましたが、結果として、このような大きな問題に県も市も真摯に向き合った果てに得られた結論は、大いに尊重されるべきでしょう。
また、こうした大事な局面で委員長を仰せつかっていたことも誇りに思います。
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ただ、大切なのはここからです!
産みの苦しみで獲得したこの予算を、いかに良い計画案として仕上げるのか。
特に、県民市民、また県西部地域にとって有意義かつニーズに基づいたものにできるかが問われることになるからです。
そのため県では、平成31年度に入ってから県民アンケート等によって県民意見を広く聴取することに。
具体的には、、、
・WEBアンケート
・関係団体ヒアリング
・まちかどトーク
・トビオ利用者インタビュー
・HPによる意見募集
・出前講座
などの手法で、7月中旬から10月中旬にかけて行うとのこと。
また、WEBアンケートの内容としては、、、
「野球場でどういう試合が見たいですか」
などの規模や形態に関わる項目だけでなく、
「野球以外にどのような利用ができると良いですか」
「この公園で、どのようなレクリエーションやニュースポーツができれば良いですか」
など、未来志向かつ回答者に期待を抱かせる内容となっていて、評価できるものでもありました。
※びっくりするくらい丁寧かつ慎重・・・(苦笑)
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そこで、一般質問としては、
◯1:これらのアンケート等を実施した中での回答状況
◯2:野球場の規模や形態について議論していくために必要な「比較検討プラン」の作成方針
についてを確認したということです。
ただ、この時点では回収途中だったため、最終結果については後日ブログにて報告させて頂きたいと思います。
また、比較検討プランについては、年度内には作成するとのこと。
その時には、野球場の規模や面数、その他のスポーツ・レクリエーション施設を変えた複数のプランが見えてきます。
こちらも、その全容が分かり次第、更新してまいります!
どうぞ、引き続きご注目をお願い致します!!
今回の質問の全体ラインナップはコチラ
→令和元年一般質問
過去の質問の全体ラインナップはコチラ
→平成30年一般質問
0926一般質問より「篠原地区野球場の進捗状況と今後の展望」前置き編
こちらの写真、浜松のどこだか分かりますか??
そうです!
ここが、数年前に色んな意味で注目された「遠州灘海浜公園の篠原地区」です。
今回の質問は、このエリアに建設することになる野球場について、その後の状況を確認するために行いました。
でもその前に、簡単にこれまでの経緯を振り返っておきましょう。
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昭和49年、遠州灘海浜公園が都市計画として決定。
つまり、この構想は私が生まれる前(昭和56年生まれ)から動いていたのです!
ただ、遠州灘海浜公園は、大きく2つの地区に分けられます。
一つは、中田島地区。
そして、もう一つが篠原地区です。
さて、この都市計画決定以後、浜松市から静岡県に対して、毎年のように公園整備に関する要望が出されるようになるのですが、ご承知のように、中田島地区の公園は早々に完成しました。
芝生広場、サッカー場、遊具場など、私も子どもと一緒によく遊びに行ったものです^ ^
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では、篠原地区は?
・・・こちらが、なかなか進まなかったのです。
その原因としては、県西部地域においての公園整備の優先順位が、
・小笠山総合運動場(エコパ)
・浜名湖ガーデンパーク
の方が、高かったためと思われます。
サッカー日韓ワールドカップや浜名湖花博という、ビッグイベントが開催されたからですね。
それでもこうしたイベントも終わり、次に待つは、いよいよ篠原地区!?
浜松市からは、変わらず要望書が出され続け・・・
そして、大きな転機が訪れるのです。
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平成23年度の要望から、「野球場」という言葉が登場。
浜松市が篠原地区に期待する公園機能として、野球場を軸に据え始めたのです。
背景として、現状の四ツ池にある浜松球場の老朽化をきっかけに、市内におけるスポーツ施設の最適配置を検討し始めたことが考えられます。
そして、これ以後は・・・
浜松市だけでなく、浜松商工会議所、浜松市自治会連合会の3者が一緒になって要望書を毎年提出するという形になります。
この時、私は浜松市議会議員であり、もちろんこのことは承知しておりました。
後々になって、一部の議員が「俺はこんな話聞いてない」的な言葉を発せられていましたが、毎年、関係書類は机上に配布されていたのが事実ですし、市だけではなく、経済界、自治会も共同で提出していることを、あまりにも軽視された発言だったように思います。
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さて、県もこうした地道な要望を受け続けた結果・・・
ようやく!!
平成27年度当初予算で、公園基本構想策定のための3000万円が計上。
そして県議会で何の異論もなく、全会一致で可決。
これにより、平成28年5月には遠州灘海浜公園の基本構想が完成します。
色々書いてありますが、要約すれば、野球場を核とした「防災とスポーツエリア」を目指していくことになります。
こうして全体的な構想が出来上がったことで、順調に行けば、次のステップ(=基本計画の策定)へ進んでいくことになるはずでした。。。
ところが!?
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平成28年3月、県議会で基本計画策定予算案がまさかの減額修正。(=実質ストップ)
1年前には、すんなりと基本構想が通ったにもかかわらず、自民党会派が次のステップに進むことを拒んだのです。
思惑は色々あるんでしょうが、建前上、拒んだ理由は・・・
・浜松市と静岡県の防災の役割分担ができていない。
・野球場を建設することに対しての市民県民のコンセンサスが得られていない。
・オリンピックに間に合わない。
の大きく3つでした。
特に「市民県民コンセンサス」が一番重く、これ以降、大きくのしかかる課題となっていきます。
※ただ、結果的には、この時点でしっかりと市民県民の合意を得るという道を選んだことは、良かったことだと評価はしています。
そして同様に、これを受けて浜松市議会でも、本来は遠州灘海浜公園(篠原地区)の用地買収予算が組まれていたものが否決されることになります。
県に対して、毎年積み重ねてきた要望は何だったのでしょうか。
市議会、浜松市ともに反省しなければならない事態だったと思います。
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上記のような結果を受け、 遠州灘海浜公園の議論は再スタート。
浜松市議会では、大型スポーツ施設調査特別委員会を設置し、
・篠原地区以外に野球場を建設する場所はないのか。
・篠原地区に野球場を建設するとして、風や光、騒音、交通アクセスなどに問題はないのか。
などを時間をかけて丁寧に議論をしていくことになります。
そして・・・
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平成29年12月、「篠原地区に野球場を建設することは可能」との結論が出されます。
浜松市民の代表機関である市議会の特別委員会でこうした結論が出されたことは、重い課題であった「市民県民のコンセンサス」解決に向けた大きな前進となりました。
ちなみに、多くの方が心配している「風」の影響も議論が済んでいて、
・四ツ池よりは風は強いが、甲子園や千葉よりは弱い。
・ある程度大きな規模の球場を建設すれば風を制御できる。
・逆に、小さな球場だと風の影響は受けやすい。
などが、大筋の考え方と言えるでしょう。
(→本編に続く)
改選後最初の一般質問を行いました。
改選後初めてとなる一般質問。
無事に終了しました^ ^
今回は、選挙を通じて多くの方から頂いたご意見を力に変えながら、 これまでも取り組んできた課題と新たな課題、 合わせて大きく6つの項目を当局に投げかけました。
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項目としては以下の通り↓
3 遠州灘海浜公園(篠原地区)基本計画案の進捗状況と今後の展望について
◆前置き編
◆本編
4 ALS(筋萎縮性側索硬化症)及び難しい病気に苦しむ方への支援策について
5 運転技能の維持や免許取得に関する取り組みについて
(1)高齢ドライバーへの支援
(2)発達障害及び軽度知的障害のある方への支援
↑解説が完成したものからリンクを貼っていきますので、順次ご覧ください。
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川勝知事をはじめ、県当局からの答弁はどれも手応えがあるものばかり!
この質問をきっかけに、県民のための施策が進んでいくよう 引き続きフォローアップをしていきたいと思います!
なお、昨年の質問は以下。
※平成30年12月定例会での一般質問の内容はコチラ
合わせてお読みいただけると理解も深まるかと思います^ ^
篠原地区への野球場をめぐる議論(その1)
ようやく先日、浜松市議会「大型スポーツ施設調査特別委員会」で、市側から、「1年かけて調査を行った結果、遠州灘海浜公園篠原地区に野球場を建設することは可能」という結論が提示されました。
一部、市議会のある会派の議員はまだ難色を示しているそうですが、それでも、野球場建設に向けて半歩前進したのは間違いありません。
特に問題がなければ、今後は、3月の当初予算で浜松市長が調査費を計上し、それを受けて県も、6月の補正予算で基本計画作成費を上げていくという流れになるかと思います。
最後まで十分な議論を尽くし、より良い形で地域・市民のための総合公園を作り上げていきたいものです。
ところで、僕は昨年度、この野球場をめぐる議論を建設委員会でずーっと行ってきました^ ^
その議論の過程を一つずつ紹介しておきますので、どうぞご参考ください!