昨日2月23日、いわゆる富士山の日に、県内で活躍する企業家やNPOの代表者らが集結する「地域イノベーターサミット」が開催されました。
これは、こうした地域のリーダーとも言える方々のお話を参考にし、出会い、さらなる相乗効果を生み出そうというイベントで、本県初の試み!
僕も、NPO代表者の熱心な活動報告を聞くことができました。
↑例えば、(公財)ふじのくに未来財団さんの「市民コミュニティ財団」のお話。
↑また、NPO法人静岡時代さんの大学生のための雑誌「静岡時代」のお話などです。
僕は、これからの時代、NPOをはじめとする社会活動団体の存在意義は、益々高まっていくものと思っています。
なぜなら、近年の若者に顕著に見られる「脱都会」「地域への貢献」「心にゆとりのある暮らし」志向に、こうした団体の理念や行動、働き方がとてもマッチしているからです。
だから、人口が流出している現状に歯止めをかけるためにも、NPO等が若者の受け皿となり得れば理想的というわけです。
しかし・・・
肝心のNPOの方が、苦労しているんです。
確かに、ここ数年でNPO法人数は増え、現在県内には1200を超える法人が存在していますが、資金や人材面で運営が行き詰まり、解散したり、活動停止状態であったりするケースも多く見受けられます。
そこで、こうした事態をどう打開していくのかを質問したのが、昨年12月の僕の一般質問でありました。
県としては、先述の「ふじのくに未来財団」とも連携したNPOの資金調達の支援や、クラウドファンディングなどの新しい資金調達の利用促進、また、今回開催したイノベーターサミットの開催も、その支援の一つとして挙げられました。
また、同時にとても重要なのが、中間支援組織の存在です。
静岡県内には、東中西にそれぞれ一箇所ずつ「ふじのくにNPO活動センター」が設置され、地域で活動しているNPOに対して、様々な助言と支援をされています。
つまり、ここが強くなれば、単位NPOも強くなっていく!
来年度からは新しい指針も出されるということなので、くれぐれも中間支援組織の重要性を勘案してほしいと要望も添えました。
NPO活動が活性化し、若者が関わり、地域が元気になっていく。
そんな好循環を生み出すべく、これからも注目していきたいと思います。