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住宅政策のシフトチェンジで、景観・健康・環境に貢献します!

私は、建築系の家庭に生まれました。

祖父が大工の棟梁で、優秀なお弟子さんを抱えていましたので、小さい頃は可愛がってもらっていましたし、両親は建築設計士なので、家に併設されていた設計事務所には、いつも図面が転がっていました。

なので、新しい住宅を建てるということは、その方の夢を叶えることでもあるし、とても尊重すべきことだと思っています。

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ただ、今の日本は、その住宅政策をそろそろシフトしていかなければならない時期に差し掛かっていると考えます。

なぜなら、日本の空き家は今や850万戸にも上っており、しかもその数は毎年13万戸ずつ増えているのです。

地方自治体では、空き家対策に手を焼いています。

景観が悪く、防犯・防災上危険だと分かってはいながらも、所有者が分からなかったり、連絡が取れても理解していただけなかったり。

にも関わらず、日本では相変わらず新築住宅優遇政策が採られ続けていますから、出口部分で少しでも頑張って空き家を減らそうとしていても、入口部分でジャンジャン住宅が増えていくという矛盾した状態が起きているのです。

これを変えられないか!?

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例えばドイツでは、90年代から新規住宅優遇政策をチェンジし、新規住宅着工件数を大きく減らしています。

それに伴い、新築市場は縮小しましたが、代わりにリフォーム市場が大きく台頭したと聞きます。

また、日本の中古住宅の流通割合は13%に過ぎないとのことですが、
・アメリカは77%
・イギリスは88%
と、活発に流通しています。

つまり、今より少し新築を減らしつつ、中古住宅を取得してリフォームした場合に税制面で優遇措置が受けられるように変えていくことができれば、空き家の抑制にも繋がるし、何より住宅価値の延伸にも関係していきます。

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そしてもう一つ、単なるリフォームではなく、省エネリフォームを大きく進めていくことが大切です。

なぜなら、日本の住宅は省エネ基準がとても低いからです。

特に劣っているのが、「窓とサッシ」「ドア」という開口部の性能だそうです。

ここが疎かですと、当然冬などは寒い風が入り込むということになり、その分無駄にエアコンを使うということになったりするのですが、実は、単にエネルギーをロスしているという問題だけではありません。

命の問題にも繋がっているのです!

ヒートショックという言葉を聞いたことがあるかと思います。

脱衣場と浴槽内の急激な寒暖差により、血圧が大きく変動して心筋梗塞などを引き起こす現象ですが、こうしたことによって、年間1万9000人の方が入浴中に命を落としているのです。

この数字は驚異的でして、
例えば年間自殺者数は2万人程度、交通事故死者数が2000人程度です。

一番、安心できる場所であるはずのご自宅で命を落とすことは、本来あってはならないことです。

適切に省エネリフォームを施すことによって、健康にも環境にも良い結果をもたらすこと。

これを真剣に考えていかなければなりません!

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住宅政策のシフトチェンジで、景観、健康、環境のいわゆる3Kに貢献していく。

そして、こうした仕事は地域で請け負えるんですね。
つまり、地域が潤うことに繋がります。

リアルな暮らしを良くしよう!

このキャッチを現実のものにできるよう、本気で取り組みます!!