市議・県議時代は、四半期の議会定例会ごとに報告紙を発酵させて頂いておりましたが、目まぐるしく動く国政での出来事をなるべくタイムリーにお伝えするため、今後は月に2回、「国政ニュースレター」という形で情報発信することに致しました。
どうぞ、定期的にご覧くだされば幸いです。
市議・県議時代は、四半期の議会定例会ごとに報告紙を発酵させて頂いておりましたが、目まぐるしく動く国政での出来事をなるべくタイムリーにお伝えするため、今後は月に2回、「国政ニュースレター」という形で情報発信することに致しました。
どうぞ、定期的にご覧くだされば幸いです。
科学技術の進歩等に伴い、ただでさえ環境の変化が著しい今日に加え、新型コロナによって社会が必要とする能力も大きく変わりつつあります。
その代表例がデジタル人財でしょう。
どの業界でも引く手あまたの状況です。
ただ、何をもってデジタル人財と呼ぶかは様々ですが、手取り早いのが資格。
例えば、ITパスポートの取得者は、静岡県内では2000人しかいないそうで、1万人あたりの数は全国で37位と低位に落ち込んでいます。
こうなると、「卵が先か、鶏が先か」という話にもなりますが、デジタル人財がいないからIT系の企業が誘致できないのか、IT系の企業が少ないからデジタル人財が育たないのか。
いずれにしても、本県にとって打開したい課題が今は存在しています。
********************
そこで、力を入れるべきは、職業訓練やリスキリングだと考えます。
実際に、欧米諸国や大手企業はすでにリスキリング(学び直し)を始めています。
ところが、地方自治体や中小企業ではそうは簡単にいきませんから、ここはしっかりと手を差し伸べていく必要があります。
残念なことに、日本の職業訓練への公的支出のGDP比は、主要国の中で最低で、アメリカの3分の1、ドイツの18分の1しかないと聞きます。
特にドイツでは、大学進学率を2〜3割に下げながら、その代わりに職業訓練学校を充実させてきています。
また、カリキュラムも考えられていて、1週間のうち2日間は学校で理論を学び、3日間は会社に行って実習をする「デュアルシステム」が採られています。
そうすると、離職率も少なく抑えられるんですね。
日本の場合、新卒3年以内の離職率が、大卒で32%、高卒で40%、中卒で65%と高いですから、学ぶべきところが多いと感じます。
とにかくまずは、職業訓練やリスキリングの投資を強く進めていくべきでしょう!
********************
具体的には、「デジタル能力開発センター」なるものを各県に一つくらいの規模で構想したいと考えます。
ここでは、デジタル人財を育てることはもちろん、それだけではなく自治体や地域の企業等に参画してもらうことでコンソーシアムを形成し、スキルを身につければスムースに職にありつけるというエコシステムを作っていきます。
デジタルの仕事やニーズは、実は様々あります。
SEのような何となくカッコいい仕事もありますが、小さなバグチェック等の保守点検なども非常に重要な仕事です。
ですから、既存の産業・企業でデジタル人財をうまく使えていないという声もあったりしますが、そうした人財を活用できる余地は十分にあります。
また、それによって新たな可能性を見出すこともあり得ます!
********************
デジタル人財を育むと同時に、それを活かせる企業の教育と誘致を両輪で進めていく。
これからの社会課題解決のために、地域で活躍できる人財をどんどん発掘&磨いていきましょう!
リアルな暮らしを良くしよう!
このキャッチを現実のものにできるよう、本気で取り組みます!!
今の日本は、若者や子育て世代にお金が渡っていません。
実際に、30歳未満の相対的貧困率は特に高くなっていますし、格差の度合いを表すジニ係数も若年層の方が高く、不平等のあおりを受けています。
しかし、消費の主役は、こうした世代です。
私も3人の子育てを経験していますが、入ってきたお金のほとんどがあっという間に消えていきます。
=消費循環が活発だと言うことです。
日本のGDPの半分以上は個人消費が占めていますから、こうした世代にお金が渡らなければ、なかなか経済は活性化しません。
********************
それでは、どのようにしてお金を届かせるべきか。
方法は2種類あります。
→収入を増やすか、支出を減らすか、です。
例えば、収入増の施策としては、
・若者版ベーシックインカムの導入
・育休中の給与の保証
・子ども手当の増額
などが考えられます。
ベーシックインカムは、まだ議論がし尽くされていないと承知していますが、全国民に展開するのは非現実的だとしても、ターゲットと目的を絞った導入であれば可能性があると思っています。
特に、若者世代へ導入し、バイト等に費やし過ぎていた時間を有効に生み出すことができれば、自分磨きや夢に向かっての挑戦が行いやすくなります。
社会的にリターンが大きいこの世代への投資は積極的に行うべきです。
********************
逆に、支出を減らす施策としては、
・教育にかかる私費負担の軽減
・公的住宅支援による家賃軽減
などでしょうか。
特に、家計における最大の費目である住宅費に政府として補助を出すことができれば、相当な負担軽減となります。
欧米では、こうした住宅支援は当然のこととされており、日本円で換算して2〜5万円程度が手当てされていると聞きます。
若者世代の可処分所得を増やすため、早期に実現すべき施策だと考えます。
********************
このように、人生前半期の社会保障や投資を充実させることによって、お金が地域でしっかりと循環する社会を作っていきたいと思います!
リアルな暮らしを良くしよう!
このキャッチを現実のものにできるよう、本気で取り組みます!!
昨日、会派が新体制になってはじめてとなる「新型コロナウイルス感染症対策に関する要望書」を川勝知事に手渡しました。
サブタイトルは、「第4波の足音を遠ざけるために」。
昨年1月からの要望書提出行動は、今回で通算16回となります。
**********************
3回目となる緊急事態宣言が発出されている4都府県に加え、今後さらに、愛知県と福岡県でも同様の措置が採られることになりました。
本県は、そうした地域に比べれば、
・病床使用率
・人口10万人あたり新規感染者数
などの数値からも感染状況は落ち着いていると見られるものの、行動が制限されている首都圏等からの観光客の流入やGWでの気の緩みから、県内においても、いつ第4波が本格化してもおかしくない状況です。
そこで、このGW明けが感染拡大を抑える正念場だと捉え、先手を打って対策を講じるべきと提言したという次第なのです。
要望書の内容は・・・
1.ヘルス(感染症対策)について
2.ウェルス(経済対策)について
3.カインドネス(人権尊重)について
の3本柱とプラスα。
特に力を込めたのは、
◆引き続きの病床確保に努めること
◆変異株を含めたPCR検査体制の更なる充実を図ること
◆ワクチン接種が滞りなく進むよう、市町支援を積極的に行うこと
◆国の交付金を活用し、観光業、飲食業その他疲弊する事業者に迅速な支援を実施すること
◆他の自治体でのコロナに関する不適切な行為等が起こらないよう、県職員が率先した行動を見せること
◆引き続き分かりやすい情報発信に努めること
などです。
引き続き、当局と議会一丸となって、この危機を乗り越えられるよう、頑張ってまいります!
この度、静岡県内に新たな起業家育成プロジェクトが誕生します!
その名も・・・
「SIB(=静岡イノベーションベース)」
これは、県内ゆかりの起業家達4名が発起人となり、産学官を巻き込んだ起業家を創出・育成していこうとする新規プロジェクトです。
本日3月22日には、5月の正式発足を前に、まずは起業家をサポートして頂くパートナー(金融機関、教育機関、報道機関、行政など)向けの説明会を行いました。
そして実は私も、その4人の発起人のうちの一人なのです。
*********************
きっかけとしては、私の高校時代の同級生からの十数年振りにかかってきた電話でした。
彼は、東京で大手企業に就職した後、一念発起して起業。
現在は、主に若者の転職支援などを手がけ、なんと社員を100名以上抱えているなど、大成功を納めています。
ただ、そんな彼には、
「いずれは生まれ故郷である浜松(静岡県)に貢献したい!」
「起業する過程で成功や失敗した経験やノウハウを伝えていきたい!」
という思いが、ずっと心の中にあり、そこでそれを具現化する手段としてSIBを立ち上げないか!?
というお誘いだったのです。
二つ返事で了承した私は、主に産学官ネットワークのハブとして根回し等に奔走し、冒頭のパートナー説明会にこぎつけたという次第なのです。
*********************
さて、このSIBですが、、、
もちろん、県内には起業家を支援する様々な仕組みが、既に存在しています。
特に浜松ですと、さすが「やらまいか精神」が市民のDNAに流れているだけあって、ベンチャーの熱が大きく盛り上がっていたりします。
ただ、SIBには、他にはない大きな特徴であり強みがあります!
それは、EOという国際的な起業家ネットワークと連携し、物心ともにその支援を受けられるということ。
EOとは、Entrepreneurs’ Organization(起業家機構)のことで、
・年商100万ドルを超えていることが入会条件
・世界会員数:14,000名以上
・国内会員数:600名以上
・上場企業:約50社
と、大変な影響力をもつ組織なのです。
で、そのEOが持つ様々なノウハウをSIBに注入していくことにより、強力な起業家を育てていくことが可能になるということなんです!
*********************
私たち発起人でSIBに課した目標(KPI)は、
「10年間でメンバー売り上げ1000億円!」
100人参加すれば、1社あたり10億円ということですから、簡単な数字ではありません。
しかし、静岡県のポテンシャルからすれば十分に達成可能だと思いますし、またコロナ禍で東京一極集中が揺らぎ始めた今、移住先としても人気の高い静岡県こそがチャレンジする資格があると思っています。
まずは、どうかこの新たなプロジェクトに賛同いただき、たくさんの方に参加して欲しいです。
SIBへの参加条件は・・・
とにかく、「Entrepreneurship=起業家精神」を持っていること!
・まずは起業したい
・上場したい
・地域に貢献したい
・人に役立つ技術を開発したい
などなど、熱い気持ちがあればオッケーです。
詳細は、また追って発表していきますが、私も全力でサポートしていきます。
どうぞ、一緒に元気な静岡県を作っていきましょう!
本日、とうとう!
私が所属する会派「ふじのくに県民クラブ」から川勝知事に、『静岡県政の通信簿〜川勝県政3期目の業績評価〜』を手渡し、その後、記者会見で内容を公表しました。
これは、昨年8月から政調会を中心に会派全員で作業を進めてきたもので、評価の視点は以下の3つ。
A:大型プロジェクトについての評価
B:Shinka(会派マニフェスト)で掲げた施策についての達成度
C:県民からの評価
それぞれに10点満点で点数を付け、設定比率に基づいて総合評価を弾き出しましたので、まずはその概要を紹介します。
※総合評価点数は、記事の最後に記載してあります。悪しからず。
**********************
「A:大型プロジェクトについての評価」の概要
知事3期目の3年半の内、大きなインパクトがあったと思われる28事業を県当局から抽出してもらい、それらを、
・経済性
・効率性
・有効性
・政治性
の4つの観点から審査し、点数を付けました。
その際、平均点だけでなく標準偏差も算出し、「実質的に評価が高い事業」と「まぎれが多く再審査を要する事業」に振り分けることで、より精度の高い評価に繋げることができました。
評価が高かった事業は以下。
◯自殺対策のためのLINE相談の開始
◯静岡県性暴力被害者支援センター「SORA」の開設
◯スクールサポートスタッフの配置開始
◯こども医療費助成の所得制限撤廃、高校生世代への対象拡大
◯下限撤廃による静岡式35人学級編制の全学年実施
→医療、福祉、教育系の事業が挙げられています。立場の弱いもののために政治を行うべきと考える議員が、我が会派には多く在籍している表れかと思います。
逆に、評価が低かったのが次の事業です。
▲静岡県・浙江省友好提携35周年記念事業の展開
▲「ふじのくに茶の都ミュージアム」の開館
▲しずおか自動運転ShowCASEプロジェクトの開始
▲GIGAスクール構想に対応したICT機器および環境の整備
→箱物行政や長年続く事業のマンネリ化には厳しい評価がなされました。ただ、3点目と4点目については、今後の成果の見え方次第で、評価も変わってくるのではないでしょうか。
以上を踏まえ、Aについては7.49点という結果となりました。
**********************
「B:Shinka(会派マニフェスト)で掲げた施策についての達成度」の概要
こちらは、「我が会派が県に求めてきた施策に対して、県側がどこまで応えてくれたか」を基本的な評価軸として審査を実施。
会派「ふじのくに県民クラブ」には、
・命
・豊
・人
・礎
という4つの重点政策テーマがあり、それぞれのテーマ毎に議員を振り分けて作業を行い、合計25事業を審査した結果・・・
Bについては、7.23点という数字となりました。
なお、テーマ毎の高評価と低評価事業は以下の通りです。
「命」高評価:リニア水資源問題
低評価:児童相談所の体制強化と人材育成
「豊」高評価:新たな企業誘致と県内企業の定着促進
低評価:移住定住促進対策
「人」高評価:教職員の多忙化解消
低評価:特別支援教育の充実
「礎」高評価:県有財産のファシリティマネジメント
低評価:県職員の労働環境の改善
**********************
「C:県民からの評価」の概要
私たちは過去に2回、川勝県政の評価を行なっていますが、その時の反省の一つとして、私たち自身だけで完結してしまっていたことが挙げられます。
つまり、もしかしたら「独善性」や「恣意性」があったかもしれないということです。
そこで今回は、県民からの評価を組み入れることで、より客観性ある評価に近づけようと努力し、、、
「WEBリサーチ」
「まちかどヒアリング」
という2つの手法を導入することになりました!
◯「WEBリサーチ」について
昨年5月下旬と9月初旬の計2回、ネットリサーチサービス「Questant」を利用し、県内在住モニター約550人にアンケートを実施。
以下5項目にわたり、県の新型コロナ感染症対策についての評価を調査しました。
①川勝知事の情報発信
②感染防止対策・医療提供体制
③制度融資の大幅拡充
④休業要請に応じた協力金
⑤県立学校等の休校措置
その結果・・・
①「評価する&ある程度評価する」が63%/「あまり評価しない&評価しない」が37%
②72%/28%
③59%/41%
④60%/40%
⑤71%/29%
→①②⑤に比べ、③と④の評価が若干低いのは、金銭が絡む施策の難しさもさることながら、受益者の範囲が③と④は限定的で、会社の規模や業種によって不公平が生まれた等の課題が反映されたものと思われます。
ただ、それでも6割が支持をしていることを考えれば、概ね適切な対策が採られていたと評価してもよいでしょう。
◯「まちかどヒアリング」について
昨年7月20日と7月23日、東部エリアと中部エリアの街頭にて、会派所属議員による聞き取り調査を行いました。
→まちヒアの様子はコチラの記事で紹介しています。
※本来なら西部エリアでも実施する予定でしたが、開催時期にコロナのクラスター発生が重なり、断念したことをご理解願います。
得られた有効回答数は、東部が132、中部が139。
調査の内容は、
「リニア問題に対する県の姿勢を評価できるか、できないか」です。
その結果・・・
◯評価できる・・・81.28%
▲評価できない・・18.72%
となりました。
なお、「分からない」という回答もありましたが、それは「評価できる」と「評価できない」の比率に応じ、按分してそれぞれに加点しました。
→やはり、川勝知事の一歩も引かない姿勢は、県民とくには大井川流域住民にとっては相当な支持に繋がっていることがはっきりしました。
以上の「WEBリサーチ」と「まちかどヒアリング」の評価を点数化したところ、Cについては7.31点という結果になりました。
**********************
そして、お待たせしました!
これら3つの視点を加味した結果、総合評価点数は・・・
「7.33」点
となり、いわゆる「及第点」に値するものと考えます。
ただ、目下の新型コロナ禍は予断を許す状況にはありませんし、知事の言動は常に県民の厳しい目に晒されています。
この結果に慢心することなく、さらなる手腕を発揮されることで3期目の任期を全うして頂くことを、最後に川勝知事に申し入れたところです。
とにもかくにも、川勝県政の3期目もラストスパート!
私も引き続き、良い緊張感を持ちながら、県政運営を支えていきたいと思います!
静岡県議会は2月18日から2月定例会が始まりますが、その翌週25日に予定されている「代表質問」に、私が会派を代表して登壇します。
令和3年度の予算を決める大切な位置付けとなるこの定例会。
1年間、会派の政調会長として様々な活動を行ってきた集大成として、県政の諸課題について、川勝知事はじめ県当局に思いをぶつけたいと思います!
現在、予定している質問項目案は以下の通りです。
どうぞ、ご注目をお願いいたします!
***********************
日時:2月25日(木)13:30〜(90分程度)
場所:静岡県庁本館 本会議場
インターネット中継はこちらから
項目:1.知事の政治姿勢について
(1)令和3年度当初予算編成
(2)新型コロナウイルス感染症対策
(3)ウィズコロナ、アフターコロナの経済政策
(4)リニア中央新幹線整備への対応
(5)川勝県政3期目の総括
2.これからの行政経営のあり方について
(1)内部統制制度の導入に伴う適正な事務執行
(2)進取の意識改革による課題解決の促進
3.若者施策の充実について
(1)広報戦略の深化
(2)県内企業への就業促進
4.脱炭素社会の実現に向けた取り組みについて
(1)地球温暖化対策
(2)再生可能エネルギー導入量の拡大
(3)住宅の省エネ化の推進
5.多文化共生社会の実現について
(1)外国人県民の高齢化に対応した支援
(2)外国人高校生への日本語教育およびキャリア形成支援
6.今後の文化芸術施策のあり方について
7.保健医療施策の充実について
(1)循環器病対策
(2)特定の機能を有する薬局の認定
8.クラウドファンディングを活用した取り組みについて
(1)中小企業等の資金調達支援
(2)県産品の販路拡大
9.遠州灘海浜公園(篠原地区)基本計画策定に向けた取り組みについて
10.高校教育における諸改革について
(1)普通科改革
(2)入試制度改革
11.サイバー犯罪対策について
***********************
質問が終わりましたら、その詳細を項目ごとに解説していきます。
ご関心のあるテーマ等がありましたら、どしどしご意見をお待ちしております!
会派「ふじのくに県民クラブ」では、現在「STOP!誹謗中傷」キャンペーンを実施しています。
・県に対して、強力なメッセージの発信を求めたり
・シトラスリボンプロジェクトを拡散したり
さらにこの度、私自身でもキャンペーン動画を作成しました。
政調会長の私をはじめ、7人のメンバーそれぞれが言葉をつなぎ、ハートフルな社会を取り戻すことを誓っていますので、是非ご覧下さい!
コロナ禍を収束させるために、 「ヘルス」「ウェルス」「カインドネス」の3本柱で、これからも皆さんと行動を共にして参ります!
キャンペーン動画「STOP!誹謗中傷」
↑動画は、コチラからご覧になれます。