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31歳からお世話になった議場にお別れ。
県知事選挙、告示日迫る!!
第16弾「対コロナ緊急要望書」を提出!
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昨日、会派が新体制になってはじめてとなる「新型コロナウイルス感染症対策に関する要望書」を川勝知事に手渡しました。
サブタイトルは、「第4波の足音を遠ざけるために」。
昨年1月からの要望書提出行動は、今回で通算16回となります。
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3回目となる緊急事態宣言が発出されている4都府県に加え、今後さらに、愛知県と福岡県でも同様の措置が採られることになりました。
本県は、そうした地域に比べれば、
・病床使用率
・人口10万人あたり新規感染者数
などの数値からも感染状況は落ち着いていると見られるものの、行動が制限されている首都圏等からの観光客の流入やGWでの気の緩みから、県内においても、いつ第4波が本格化してもおかしくない状況です。
そこで、このGW明けが感染拡大を抑える正念場だと捉え、先手を打って対策を講じるべきと提言したという次第なのです。
要望書の内容は・・・
1.ヘルス(感染症対策)について
2.ウェルス(経済対策)について
3.カインドネス(人権尊重)について
の3本柱とプラスα。
特に力を込めたのは、
◆引き続きの病床確保に努めること
◆変異株を含めたPCR検査体制の更なる充実を図ること
◆ワクチン接種が滞りなく進むよう、市町支援を積極的に行うこと
◆国の交付金を活用し、観光業、飲食業その他疲弊する事業者に迅速な支援を実施すること
◆他の自治体でのコロナに関する不適切な行為等が起こらないよう、県職員が率先した行動を見せること
◆引き続き分かりやすい情報発信に努めること
などです。
引き続き、当局と議会一丸となって、この危機を乗り越えられるよう、頑張ってまいります!
静岡県政の通信簿は…「及第点」!!
本日、とうとう!
私が所属する会派「ふじのくに県民クラブ」から川勝知事に、『静岡県政の通信簿〜川勝県政3期目の業績評価〜』を手渡し、その後、記者会見で内容を公表しました。
これは、昨年8月から政調会を中心に会派全員で作業を進めてきたもので、評価の視点は以下の3つ。
A:大型プロジェクトについての評価
B:Shinka(会派マニフェスト)で掲げた施策についての達成度
C:県民からの評価
それぞれに10点満点で点数を付け、設定比率に基づいて総合評価を弾き出しましたので、まずはその概要を紹介します。
※総合評価点数は、記事の最後に記載してあります。悪しからず。
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「A:大型プロジェクトについての評価」の概要
知事3期目の3年半の内、大きなインパクトがあったと思われる28事業を県当局から抽出してもらい、それらを、
・経済性
・効率性
・有効性
・政治性
の4つの観点から審査し、点数を付けました。
その際、平均点だけでなく標準偏差も算出し、「実質的に評価が高い事業」と「まぎれが多く再審査を要する事業」に振り分けることで、より精度の高い評価に繋げることができました。
評価が高かった事業は以下。
◯自殺対策のためのLINE相談の開始
◯静岡県性暴力被害者支援センター「SORA」の開設
◯スクールサポートスタッフの配置開始
◯こども医療費助成の所得制限撤廃、高校生世代への対象拡大
◯下限撤廃による静岡式35人学級編制の全学年実施
→医療、福祉、教育系の事業が挙げられています。立場の弱いもののために政治を行うべきと考える議員が、我が会派には多く在籍している表れかと思います。
逆に、評価が低かったのが次の事業です。
▲静岡県・浙江省友好提携35周年記念事業の展開
▲「ふじのくに茶の都ミュージアム」の開館
▲しずおか自動運転ShowCASEプロジェクトの開始
▲GIGAスクール構想に対応したICT機器および環境の整備
→箱物行政や長年続く事業のマンネリ化には厳しい評価がなされました。ただ、3点目と4点目については、今後の成果の見え方次第で、評価も変わってくるのではないでしょうか。
以上を踏まえ、Aについては7.49点という結果となりました。
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「B:Shinka(会派マニフェスト)で掲げた施策についての達成度」の概要
こちらは、「我が会派が県に求めてきた施策に対して、県側がどこまで応えてくれたか」を基本的な評価軸として審査を実施。
会派「ふじのくに県民クラブ」には、
・命
・豊
・人
・礎
という4つの重点政策テーマがあり、それぞれのテーマ毎に議員を振り分けて作業を行い、合計25事業を審査した結果・・・
Bについては、7.23点という数字となりました。
なお、テーマ毎の高評価と低評価事業は以下の通りです。
「命」高評価:リニア水資源問題
低評価:児童相談所の体制強化と人材育成
「豊」高評価:新たな企業誘致と県内企業の定着促進
低評価:移住定住促進対策
「人」高評価:教職員の多忙化解消
低評価:特別支援教育の充実
「礎」高評価:県有財産のファシリティマネジメント
低評価:県職員の労働環境の改善
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「C:県民からの評価」の概要
私たちは過去に2回、川勝県政の評価を行なっていますが、その時の反省の一つとして、私たち自身だけで完結してしまっていたことが挙げられます。
つまり、もしかしたら「独善性」や「恣意性」があったかもしれないということです。
そこで今回は、県民からの評価を組み入れることで、より客観性ある評価に近づけようと努力し、、、
「WEBリサーチ」
「まちかどヒアリング」
という2つの手法を導入することになりました!
◯「WEBリサーチ」について
昨年5月下旬と9月初旬の計2回、ネットリサーチサービス「Questant」を利用し、県内在住モニター約550人にアンケートを実施。
以下5項目にわたり、県の新型コロナ感染症対策についての評価を調査しました。
①川勝知事の情報発信
②感染防止対策・医療提供体制
③制度融資の大幅拡充
④休業要請に応じた協力金
⑤県立学校等の休校措置
その結果・・・
①「評価する&ある程度評価する」が63%/「あまり評価しない&評価しない」が37%
②72%/28%
③59%/41%
④60%/40%
⑤71%/29%
→①②⑤に比べ、③と④の評価が若干低いのは、金銭が絡む施策の難しさもさることながら、受益者の範囲が③と④は限定的で、会社の規模や業種によって不公平が生まれた等の課題が反映されたものと思われます。
ただ、それでも6割が支持をしていることを考えれば、概ね適切な対策が採られていたと評価してもよいでしょう。
◯「まちかどヒアリング」について
昨年7月20日と7月23日、東部エリアと中部エリアの街頭にて、会派所属議員による聞き取り調査を行いました。
→まちヒアの様子はコチラの記事で紹介しています。
※本来なら西部エリアでも実施する予定でしたが、開催時期にコロナのクラスター発生が重なり、断念したことをご理解願います。
得られた有効回答数は、東部が132、中部が139。
調査の内容は、
「リニア問題に対する県の姿勢を評価できるか、できないか」です。
その結果・・・
◯評価できる・・・81.28%
▲評価できない・・18.72%
となりました。
なお、「分からない」という回答もありましたが、それは「評価できる」と「評価できない」の比率に応じ、按分してそれぞれに加点しました。
→やはり、川勝知事の一歩も引かない姿勢は、県民とくには大井川流域住民にとっては相当な支持に繋がっていることがはっきりしました。
以上の「WEBリサーチ」と「まちかどヒアリング」の評価を点数化したところ、Cについては7.31点という結果になりました。
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そして、お待たせしました!
これら3つの視点を加味した結果、総合評価点数は・・・
「7.33」点
となり、いわゆる「及第点」に値するものと考えます。
ただ、目下の新型コロナ禍は予断を許す状況にはありませんし、知事の言動は常に県民の厳しい目に晒されています。
この結果に慢心することなく、さらなる手腕を発揮されることで3期目の任期を全うして頂くことを、最後に川勝知事に申し入れたところです。
とにもかくにも、川勝県政の3期目もラストスパート!
私も引き続き、良い緊張感を持ちながら、県政運営を支えていきたいと思います!