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リニア中央新幹線南アルプストンネル工事の行方は!?

※『リニア関連』のバックナンバーは以下
10月16日「リニア対策PTが始動!!」
 
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なぜ、議論が盛り上がってきているの?
 
東京と名古屋を40分で結ぶ、国策とも言える夢のような巨大プロジェクト「リニア中央新幹線」。
 
JR東海は、2027年の開業を目指してルート選定や環境影響評価などを行い、2014年には国土交通省から工事の認可を受け、現在各地でトンネル等の工事が行われています。
 
しかし、リニアが通る東京、神奈川、山梨、静岡、長野、岐阜、愛知のうち、たった10.7キロしかない静岡工区だけが着工していない状況。。。
 
そこで、このままでは開業時期に遅れが生じる恐れもあり、JR東海側と静岡県側の協議がスピードアップしてきたということなんです。
 
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静岡県側がいたずらに工事を遅らせている?
 
それは大きな誤解です。
 
確かにJR東海は工事認可を得ていますが、、、
 
・地域の理解
・環境の保全
・安全の確保
 
という3つの条件が、工事を進めるためには前提としてあります。
 
そして実際に、大井川水系の水資源と南アルプスの自然環境の保全への悪影響が大きな課題として存在している以上、物事を丁寧に進めるのは当然のことです。
 
また、そうでなくても南アルプスはユネスコエコパークにも登録された複雑な地質を有する自然の宝庫であり、研究者も少ないゆえに生態系も未知の部分が多く、ここにトンネルを通す工事自体が超難関レベルとも言われているのです。
 
だからこそ、取り返しのつかないことになる前に、できるだけ科学的な議論を積み重ねていく必要があるんですね。
 
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川勝知事の真意はどこに?
 
一方で、静岡県内には駅もできず、環境負荷だけが生じるために、知事が取引の材料に使っているのではないかとの声も聞かれます。
 
しかし、これはとても残念な妄想です・・・
 
現在、県は川勝知事の指示の下、膨大な量の資料を読み込んだり、論点を整理したりと相当な努力を行っています。
 
また私たち議会側も、先日開かれた常任委員会では、会派を超えて県の姿勢を応援する発言が相次ぎ、足並みも揃ってきました。
 
とにかく、県民の不安を払拭できるよう、チーム静岡県でJR東海との対話を進めていくことが大事だと考えます。
 
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気になる今後の方向性は?
 
このブログを更新している時点では、10月4日の静岡県環境保全連絡会議にて、トンネルの工法と湧水による大井川の流量減少についての協議が行われましたが、双方の考え方に、いまだ大きな隔たりがあるのは否ないところです。
 
今後は、いかに専門的な調査を進められるか、その中でリスク判断をどう行うか、そして万が一の場合の補償をどのような形で協定書に盛り込むか、などを突き詰めていくことが求められます。
 
現在、静岡県のホームページでは、この問題についての詳しい説明が掲載されています。
 
 
ぜひ、県民の皆様にもご覧頂き、より良い方向での事業推進となるようお力添えをお願い致します!