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若い命を失わないために。

先日行われた県議会12月定例会の厚生委員会で、若年層の自殺防止対策の一つとして、新たな試みを行うと説明されました。

それは、新聞でも取り上げられた通り、ツイッターの広告を活用しての対策。

自殺防止

実は、静岡県の自殺者数は年々減少傾向にあり、平成28年度は602名と前年度に比べて80人の減でした。

しかし、その一方で30歳代以下の減少数は少なく、相対的に若年層の自殺者の割合が高まってきているという課題が浮き上がってきています。

これには、様々な原因が考えられますが、例えばインターネット社会に対応した施策が十分でないということも、その一つとして挙げられるかと思います。

10月には、神奈川県座間市で9名の若者が殺害されるというおぞましい事件が起こりました。

この時もツイッターで自殺願望を書き込んだことが、事件に巻き込まれたきっかけとなったわけですが、こうしたケースを防ぐには、直接的なアナログだけの対策では足りません。

そこで、県は検索連動型広告という手法を使い、ツイッター上で「自殺したい」などといった書き込みをされた際、スマホなどの画面上に県が行っている「若者こころの相談窓口」の広告を大きく表示させるという対策を取ることになっということです。

経費は、クリック数に応じてということなので、何もなければほとんどかかりません。

全国でもあまり例がないということですが、尊い若い命を救うために、少しでも効果が発揮されればと思います。

 

 

知ってほしい!慢性疲労症候群のこと。

皆さん、「慢性疲労症候群」という病気を知っていますか?

これは、言葉だけ聞くと思わず誤解してしまいそうな病名ですが、実際には難病に近い、とても難しい病気なのです。

そこで、「より多くの方に知ってもらいたい」「誤解や偏見をなくしたい」という思いで、先月のラジオ番組で取り上げました。

ラジオカオリさん

当日は、実際に2009年からこの病気に罹患されたゲストの方にお越し頂き、言いづらいこともあったと思いますが、当事者しか分からない現実起きていることをお話頂くことができました。

ここでは、大事なエッセンスを以下に記します。

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○慢性疲労症候群は、ある日突然発症する病気

○症状としては、強度の疲労感、頭痛、微熱、筋肉痛などがあり、普段の生活はできない。ゲストによれば、インフルエンザにずーっとかかっている状態。

◯決して、単なる疲れが溜まっているというレベルではない。

○原因や治療法は確立されていない。

○難病には違いないが、国の指定する指定難病ではない

○その理由は、難病法が定める「患者数が概ね0.1%以下」という基準よりも、慢性疲労症候群の推定患者数が多いため。

○静岡県議会では、患者の支援を求めて国に意見書を提出した。

指定難病の数は増加している。今後の指定に期待。

◯仮病・詐病の類ではなく、最近の研究では、脳機能の異常が深く関わっていると分かってきている。

◯そこで今は、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群という名を用いるのが一般的。

◯国の研究開発機構では、長期ロードマップ〜疲労克服10カ年計画というものを出している。

◯平成33年には、特効薬の臨床治験を行うとのこと。

◯私たちにできるのは、この病気のことを正しく知ること。

◯全国では「CFS(慢性疲労症候群)支援ネットワーク」が組織されており、シンポジウムやセミナーも開催されているが、重症者自らが頑張って運営している状態。

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以上、少しは慢性疲労症候群のこと、分かって頂けたでしょうか?

これからも、患者さんのために、県や市でできることを後押ししていきたいと思います。

もし、講演会などを開いた際には、是非関心を持って下さいね!!

防潮堤と海岸利用の促進で地域活性化を!

浜松市民の皆さんであれば、今浜松市沿岸域で大きな防潮堤が建設中であることはご存知かと思います。

これは、東日本大震災の教訓から、津波によって命を落とさないために県と市と民間によって進められている防災事業で、完成は東京オリンピックが開催される年だとされています。

言うまでもなく、尊い命を守る施策
1日も早い完成が待たれるところです。

 

ところが、あまり知らされていませんが、現在この築堤中に内地から海岸へ行くルートがほとんど閉ざされてしまっているのです。

特に、浜松市西区周辺の海岸ではそれが顕著。

しかし、この地域には普段海岸で散歩をしたり、お墓に供える砂浜の砂を採取したりしている地元民の日常があります。

また、釣りやサーフィンを楽しむ方も多数いらっしゃいます。

そして、そういう方を顧客とする小売店や飲食店などを営む経営者もいます。

もし、このまま後3年間程度、海岸にアクセスできない状況が続けば、この地域の文化・活力は間違いなく削がれていくでしょう。

せっかくの防潮堤によって地域の安全を確保できたとしても、果たしてそれで良いのでしょうか。。。

 

そこで本日、「浜松地域の海岸利用促進を求める会」のお2人(サーフショップ経営者)と共に、県庁へ出向き、交通基盤部長に要望書を提出してきました!

海岸利用2

お2人からは、浜松の海がいかに県内外のお客さんから愛されているかや、海岸にアクセスできないことによってどれだけの損失が生じるか等を、集まった100件あまりのアンケート結果をもとに訴えかけ・・・

交通基盤部長からは、今回の処置が適切に周知されていなかったことについて謝罪があったと同時に、できるだけ早期の対応を施すことをお約束。

また、工事完成後についても、現在ある駐車場の数は維持し、機能もより充実したものにできればという意欲も頂戴することができました!

 

東京オリンピックでは、サーフィンが正式種目になりましたし、昨今のラグビーを始めとするビーチスポーツの興隆は凄まじいものがあります。

その中において、浜松の沿岸地域が持つポテンシャルは非常に大きい!

その上さらに防潮堤ができ、そして海岸利用もしやすい環境整備が進んでいけば・・・

ここ沿岸域の活性化が格段に進んでいく!!

ついでに野球場を主体とする都市公園ができれば言うことありませんが、まぁそのことは別の機会に。

とにかく、防潮堤整備によって派生する諸問題を前向きに解消し、より良い地域づくりを進めていきたいですね。

皆さんも、ぜひ関心を持ってくださいね!

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リオのオリパラで県内選手が大活躍!

本日から、静岡県議会は9月定例会がスタート!

約40分間におよぶ、川勝知事の熱のこもった所信説明でも触れられましたが・・・

一昨日に完全に幕を閉じた「リオデジャネイロオリンピック」と「パラリンピック」での県内選手の活躍ぶりが凄いんです!!

 

まず、ご承知のように卓球の水谷隼選手と伊藤美誠選手がメダルを獲得。

また、陸上男子リレーで銀メダルを勝ち取った飯塚翔太選手をはじめ、競泳界でも藤森太将選手や松本弥生選手が入賞。

その他にも、スズキ浜松ACに所属する選手らが陸上競技で奮闘するなど、本県にとって実に誇らしい成績を残してくれました!

 

しかし、パラリンピックの方は、、、

もっと凄かったのです!!メダルラッシュです!!

 

陸上では、佐藤友祈選手(車いす)が銀メダル2つ。

山本篤選手(義肢)も銀メダルと銅メダル。

岡村正広選手(視覚)はマラソンで銅メダル。

佐藤圭太選手(義肢)も銅メダル獲得!

ボッチャでは、杉村英孝選手(車いす)が銀メダル。

ウィルチェアーラグビーでも、若山英史選手(車いす)が銅メダル!

その他にも入賞者多数で、日本の裏側の遠い地で頑張ってくれました。

ホントにありがとうございます!!

 

静岡県ではこれを契機に、4年後の東京五輪に向けて、更なる人材育成や外国選手団のキャンプ誘致などに力を入れていくことになります。

今後の県内選手の活躍を大いに期待したいですね!

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なお、上の写真は直接関係ありませんが(笑)、東京五輪ではご存知ソフトボールや野球も復活しますね!

野球少年だった自分としては、今から楽しみで仕方ありません。

 

第12回ラジオ生放送「これからのグローバル社会」

放送開始からちょうど丸一年を迎えた今回は、「これからのグローバル社会」をテーマに話を展開していきました。

主な内容としては・・・

◯技能実習生の現状
◯東南アジアから見た日本
◯県としての支援策
◯グローバル人材の育成
◯県の基金条例
◯多文化共生の浸透
◯地域外交

つまり、日本国内の外国人、外国での日本人という二つの観点で解説したわけです。

今後ますます進むであろうグローバル化。

その波に乗り遅れないよう、静岡県が成すべき事を、しっかり進めていく必要がありますね!

しんのすけ通信第12号を掲載!

8月に発行した「山﨑しんのすけ通信第12号」をアップしました。

今回は、通信のカラーも燃える夏色・みかん色にイメージチェンジ!

第12号

内容としては、6月定例会で行った一般質問のやり取りを中心的に掲載。

ぜひ、一度お目通し下さいね!!

 

犠牲者が3万人減りました!!

約96000人

この数字が何を意味するか、皆さんご存知ですか?

山﨑さん3

 

これは、あの東日本大震災以後に公表された、第4次地震津波被害想定に盛り込まれた静岡県の津波による想定死者数なんです。

これがいかに恐ろしい数字なのかは、東日本大震災での死者数が約2万人であることを考えれば、お分かり頂けるかと思います。

でも、実はこの数字。

従来までは全く違う数字だったんです。

というのも、約40年前からその危険性が叫ばれている東海地震説

これも、今まではすごく怖い存在であったわけですが、この時の津波による想定死者数は、なんと最悪のケースでも227人でしかなかったんです。

ところが、あの3.11を機に、国が本腰入れてもう一度調べなおしてみたら、冒頭の96000人という数字に爆発的に増えたというわけなのです。。。

 

そこで静岡県としては、この驚愕の事実に対応すべく、平成25年から「地震津波対策アクションプログラム2013」という4200億円にも上る計画を策定し、その犠牲者を8割減らすために現在、計画を実行に移しています。

そして、このたび3年が経過したとのことで、現状どれだけの対策が進み、それにより減災効果がどう見込まれるのか、その辺りが公表されました。

それによると、津波による死者数は約63100人に減少!

全体としても、約10万5000人の犠牲者が、約7万1000人に減るだろうとの試算が出されたのです。

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これは、非常に大きなことだと思います。

もちろん、まだまだ犠牲者が出ることには違いはありませんが、それでも県の施策で着実に犠牲者が減らせることを証明できたわけですから、今後の計画推進にも力が入っていくかと思われます。

ただ、4月の熊本地震では、神戸の震災と同じく、建物倒壊への対策も再び課題として浮き上がってまいりました。

この減災効果で慢心することなく、今後も早急にアクションプログラムを進めていけるよう後押しをしていきたいと思います!

 

第11回ラジオ生放送「これからの社会資本整備」

第11回目のラジオ生放送は、4月の熊本地震での被害を目の当たりにしたことを受け、耐震補強施策を含めた社会資本整備について解説していきました。

漢字だけ読むと難しく感じますが、道路、公園、河川、公営住宅など、社会資本整備には、身近なものが沢山含まれます。

是非、お聴き頂ければ幸いです⇩

なお、今回の話の流れは・・・

◯ストック効果とフロー効果
◯TOUKAI-0の現状と課題
◯ファシリティマネジメント
◯長寿命化
◯ライフサイクルコスト(LCC)
◯新しい公共工事の手法

などなどです。

途中、パーソナリティの遊佐ちえみさん渾身のギャグがありますので、お聞き逃しなく!!

第10回ラジオ生放送「しずおかの観光」

記念すべき10回目のラジオ放送は、しずおかの観光がテーマ!

静岡県内には、実にいろんな観光資源が存在しています。

しかし、それを生かすも殺すも、政策にかかっているかもしれません。

今回は、

◯大河ドラマのPR
◯陸のインフラ
◯空のインフラ
◯訪日外国人
◯民泊
◯観光振興条例

などについて、とことん分かりやすく解説!!

是非、お聴きくだだい!

委員会議事録(H28.2月定例会②)

昨年度、最後の委員会審議となった議事録です。

企画くらし環境委員会2月②

企画広報部の範囲の中から、主に

◯リーサス(地域経済分析システム)

◯次代を担う若者たちによる県民会議

の2つについて質問をしました。

 

これからの社会を大きく変えていく道具である情報通信技術。

そして、同じく社会を変えていく主人公である若者。

この2つについては、今後もずーっと注視していきたいと思います!

明日は一般質問!

直前の情報更新になってしまいましたが、明日6月28日13:30〜、静岡県議会本会議場にて一般質問を行います。

今回は・・・

1 リーサス(地域経済分析システム)について
2 ICT-BCPについて
3 外国人技能実習生への支援について
4 グローバル人材を育む環境整備について
5 児童虐待の防止策について
6 精神障害者の地域移行支援について
7 馬込川における大規模氾濫への減災対策について

以上の7点をテーマに、論戦を張っていきます!

 

特に、前半はこれからの大きな課題となるICTの利活用とグローバル社会に向けての話。

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後半は、福祉や身近な社会資本整備の話と、硬軟織り交ぜて展開する予定です。

馬込川

 

直接傍聴に来ていただくも良し!
県議会HPからネット中継でご覧になるのも良し!
また、後日アプリやHPで確認して頂くも良し!

とにかく、何らかの形で注目してみて下さいね!!

新カジポリ7「浜松大空襲の日」

去る6月18日は、浜松市が太平洋戦争で米軍から大きな空襲を受けた日でした。

私は、毎年この日に開催される慰霊祭に参列しています。

あの空襲で約3000人の命が奪われ、しかし先人の努力によって、今の浜松市は大きな発展を遂げることができたのです。

こうした機会に、改めて戦争の悲惨さや平和の有り難みを感じ、それを後世に伝えていかなければなりませんね。

委員会議事録(H28.2月定例会①)

くらし環境部への昨年度最後となった質問の議事録です↓

企画くらし環境委員会2月①

この時は、近年問題になっているPM2.5の問題と、循環型社会にしていくための目標などについて質問しました。

どうぞ、ご覧ください!!

誕生。はままつ人づくりネットワークセンター

既にお伝えしていたかもしれませんが、今年度は、母校の小学校でPTA会長を務めています。

新学期が始まり2ヶ月が経過しましたが、昨年から様々な準備を執行部を中心に行ってきたので、現在は忙しくも充実した日々を過ごしています!

募金

また、写真のように、4月に起こった熊本地震への義援金集めも迅速に対応。

引き続き、責任を持って任期を全うしていきたいですね!

 

さて、そんなPTA会長を対象にした研修会なるものが先日あり、僕も出席。

その中で、花井教育長より、今年度から「はままつ人づくりネットワークセンター」を発足させたと紹介がありました。

これは、魅力的な人材を「はままつの宝」として登録し、コーディネーターがこれを整理・蓄積し、適時学校の教育活動に提供していくというもの。

地域人材の活用が叫ばれて久しい今日ですが、こうした拠点ができたことは、意義あるものだと思います。

浜松市教育委員会としては、例えば・・・

◯野球の達人
◯お茶の達人
◯パソコンの達人
◯書道の達人
◯花づくりの達人

などなど、このような「はままつの宝」を募集しているそうです。

この仕組みが、まずは今年度、どのように展開していくか注目ですね!!

新カジポリ6「井伊直虎、大河ドラマに向けて」

5月下旬、浜松城公園で行われた家康楽市と家康公祭りに出かけてきました。

毎年、大変な賑わいなんですが、この日は来年から大河ドラマ「おんな城主井伊直虎」が始まることを受け、さらなる盛り上がり!

地域活性化に向け、今後もPRを加速していきたいですね!!