浜松市民の皆さんであれば、今浜松市沿岸域で大きな防潮堤が建設中であることはご存知かと思います。
これは、東日本大震災の教訓から、津波によって命を落とさないために県と市と民間によって進められている防災事業で、完成は東京オリンピックが開催される年だとされています。
言うまでもなく、尊い命を守る施策。
1日も早い完成が待たれるところです。
ところが、あまり知らされていませんが、現在この築堤中に内地から海岸へ行くルートがほとんど閉ざされてしまっているのです。
特に、浜松市西区周辺の海岸ではそれが顕著。
しかし、この地域には普段海岸で散歩をしたり、お墓に供える砂浜の砂を採取したりしている地元民の日常があります。
また、釣りやサーフィンを楽しむ方も多数いらっしゃいます。
そして、そういう方を顧客とする小売店や飲食店などを営む経営者もいます。
もし、このまま後3年間程度、海岸にアクセスできない状況が続けば、この地域の文化・活力は間違いなく削がれていくでしょう。
せっかくの防潮堤によって地域の安全を確保できたとしても、果たしてそれで良いのでしょうか。。。
そこで本日、「浜松地域の海岸利用促進を求める会」のお2人(サーフショップ経営者)と共に、県庁へ出向き、交通基盤部長に要望書を提出してきました!
お2人からは、浜松の海がいかに県内外のお客さんから愛されているかや、海岸にアクセスできないことによってどれだけの損失が生じるか等を、集まった100件あまりのアンケート結果をもとに訴えかけ・・・
交通基盤部長からは、今回の処置が適切に周知されていなかったことについて謝罪があったと同時に、できるだけ早期の対応を施すことをお約束。
また、工事完成後についても、現在ある駐車場の数は維持し、機能もより充実したものにできればという意欲も頂戴することができました!
東京オリンピックでは、サーフィンが正式種目になりましたし、昨今のラグビーを始めとするビーチスポーツの興隆は凄まじいものがあります。
その中において、浜松の沿岸地域が持つポテンシャルは非常に大きい!
その上さらに防潮堤ができ、そして海岸利用もしやすい環境整備が進んでいけば・・・
ここ沿岸域の活性化が格段に進んでいく!!
ついでに野球場を主体とする都市公園ができれば言うことありませんが、まぁそのことは別の機会に。
とにかく、防潮堤整備によって派生する諸問題を前向きに解消し、より良い地域づくりを進めていきたいですね。
皆さんも、ぜひ関心を持ってくださいね!