昨日3月23日、馬込川河口津波対策技術検討委員会を傍聴してきました。
この委員会の経緯を簡単に説明しますと・・・
東日本大震災以降、各自治体における沿岸部への津波対策が急がれ出した。
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浜松市については、幸運にも300億円の寄付金を得ることができ、現在、遠州灘沿岸部に17.5kmにおよぶ防潮堤を建設している。
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これが完成(予定では2020年3月)すれば、相当な巨大津波にも耐えうる。
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しかし、馬込川河口部には防潮堤が築けないため、そこから津波が遡上してくる可能性がある。
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そこで、どういう対策をしたら良いかということを議論するために、この委員会が設置された・・・という流れであります。
今回が最後の委員会だったのですが、結論的には、従来型ではない新しい形の水門を導入することで考えがまとまったようです。
その新しい形というのが3つ提案されており、
①陸上設置型フラップゲート
②流起式可動防波堤
③ライジングセクタゲート
いずれも、東日本大震災の教訓を生かし、電源が喪失しても問題なく、危険を冒して水門を手動で締めることもなく、トータルコストも安くなるとのことでした。
あとは、これらを比較検討し、県としてどういう形の水門を設置するのかを決定していくことになります。
事業が確実に進んでいくよう、注視していきたいと思います!